お好み焼きが「ぼろ儲け」と言われる理由とは?
お好み焼き屋の開業は、「ぼろ儲け」の可能性があると言われています。お好み焼き屋は、下記の特徴があるため、儲けが多いと言われることが原因です。これからお好み焼き屋を開業をする際の参考に、どうしたら儲けることができるのか、儲ける方法について見ていきます。
お好み焼きは原価率が低く利益率が高い
お好み焼きは、小麦粉やキャベツが主な材料となるため、原価率が低い傾向です。原価率は、一般的な飲食店では30%程度ですが、お好み焼き屋では15〜25%程度と低いことが特徴です。そのため、利益率が高くなります。
設備投資や調理オペレーションのハードルが低い
また、お好み焼き屋は、設備もそれほど大規模な設備が必要ではありません。調理の手間もあまり掛からないため、調理オペレーションのハードルも低くなっています。人件費も抑えられ、固定費が少なくて済むでしょう。
テイクアウト・キッチンカー展開もしやすい
そして、お好み焼き屋は、テイクアウトだけのお店やキッチンカーでの開業も可能です。設備もあまりいらないお好み焼き屋は、キッチンカー展開もしやすくなっています。狭いお店でも営業ができ、設備投資も少なくて済むため、初期費用が少なくて済むのが特徴です。
儲けがで出やすいと言えます。
お好み焼き屋を開業するとどれくらいぼろ儲けできるのか?
お好み焼き屋を開業するとどのくらいで儲けが出るのかについても次に紹介します。
1日の売上と粗利益モデル(例:30枚/日 × 700円)
お好み焼き屋の1日の売上と粗利益のモデルは次のようになります。
- 1枚700円で30枚を焼くと、1日の売上は21,000円になります。
- 原価率20%で計算した場合、1日の売上原価は4,200円です。
- 1か月の売上は、21,000円×30=630,000円、売上原価126,000円となります。
- 1か月では、売上630,000円-売上原価126,000円=粗利益504,000円
という計算です。
固定費を抑えれば月30万円以上の利益も可能
ただし、費用としては、材料の原価だけでなく、固定費も必要です。家賃や人件費、水道光熱費、厨房レンタル料、その他雑費などの固定費が多く掛かります。そこで、儲けを増やすために、固定費を抑えて、月30万円以上の利益も目指す方法がおすすめです。ぼろ儲けも可能となります。
複数店舗展開・デリバリー併用で収益最大化も
また、複数店舗展開やデリバリー併用で、収益最大化を目指す方法もあります。店舗を増やし、仕入れを一元化することで、売上は伸び、原価率を下げることが可能です。
デリバリー併用で売上アップを目指すのもいいでしょう。
お好み焼き屋で「ぼろ儲け」するためにできること
お好み焼き屋で「ぼろ儲け」をするためには、次のことを目指すことが大事です。
味の安定化と差別化でリピーターを獲得する
まず、売上を上げるために、味の安定化と他店との差別化を図り、リピーターを獲得することが重要です。材料や味へのこだわりを持ち、いつでも美味しいお好み焼きを提供し、メニューやソースなどのオリジナリティなどで差別化を図るといいでしょう。
複数店舗展開をしたり、デリバリーなどをしたりした場合も、味の安定化を図ることがとても大切です。
原価をコントロールする仕入れ体制の整備
原価をコントロールすることも大切で、そのために仕入れ体制の整備をすることもおすすめです。
お好み焼きの大事な材料である、青のり、けずり粉、天かす、紅しょうが、干しえび、かつおぶし、だしについても仕入れ体制を整備し、原価を安定させ、下げるように努めてください。
材料を一括して弊社のような業務用専門店から仕入れることで、体制を整備するのもおすすめの方法です。
小規模から始めてスケールアップを狙う
お好み焼き屋で儲けるには、小規模から始めてスケールアップを狙うことも大事です。
初めから大規模にしてしまうと、経営が軌道に乗るまでの固定費が多く掛かってしまいます。初めは小規模で始めて、経営が上手くいき始め、利益が出始めてからスケールアップを狙うのがいい方法です。
例えば、最初は固定費を低く抑えるために、テイクアウト専門店からスタートしたり、キッチンカーから始めたりします。味の安定化と差別化で多くのリピーターを獲得した後、広い店舗を構えるのもおすすめの方法です。
まとめ
お好み焼き屋で「ぼろ儲け」を目指す方法について見てきました。原価率が低いお好み焼きですので、固定費などを抑えることで、利益率を上げる方法がおすすめです。
また、売上を上げるために、仕入れ原価を安定させることも重要です。お好み焼きに不可欠の材料を業務用仕入れ先から仕入れることで、安定化を図り、原価をコントロールして「ぼろ儲け」を目指すのもいい方法と言えるでしょう。

