お好み焼き屋を開業するには?基本ステップと流れ
お好み焼き屋を開業するにはどのようなことが必要なのか、わからないという人も多いでしょう。開業までの基本のステップと流れを紹介します。
コンセプトとターゲットを明確にする
お好み焼き屋を開業する際には、まずコンセプトやターゲットを明確にしておくことが大切です。
コンセプトとしては、王道のお好み焼き屋を目指したり、変わり種のメニューを打ち出したり、地域ならではのお好み焼き屋にしたりなどがあるでしょう。また、自分で焼くスタイルと、店側が焼くスタイルなどがあります。
また、お好み焼き屋のターゲットとしても、地域の住人向けや観光客やインバウンド向けなど様々です。それらを最初に決めておくことが大切です。
物件探しと営業スタイルの選定
コンセプトとターゲットが決まったら、次に物件探しと営業スタイルを決める必要があります。店内で食べられる店舗にするのか、テイクアウト専門店にするなど営業スタイルを決めてください。
営業スタイルによって、どのような立地で物件を探すのかも変わってくるため大事です。営業スタイルに合った最適な立地や物件を選ぶようにし、物件選びを慎重にしてください。開業後の固定費が大きな負担になりますので、あまり無理をして高額な物件を選ばないようにするといいでしょう。
仕入れ先や材料選びも早めに検討しよう
次に、仕入れ先や材料選びも早めに検討しておくことが大切です。開業後に成功するためには、仕入れが安定し、原材料費が抑えられることがとても大事なことと言えます。業務用の仕入れ先を早めにしっかり確保しておくと、仕入れが安定しておすすめです。
お好み焼き屋を開業するために必要な資格・手続きとは?
お好み焼き屋を開業するために必要な資格や手続きについても見ていきますので、参考にしてください。
食品衛生責任者の資格取得が必須
資格としては、食品衛生責任者の資格が必須です。講習を受講することで資格は取得できますので簡単に取得できます。
また、調理師免許は必須ではありませんが、持っていると食品衛生責任者の講習も免除されるためおすすめです。
飲食店営業許可の申請が必要
開業にあたっては飲食店営業許可の届け出も必須です。食品衛生法に基づき、安全で衛生的な食事を提供できる施設であることを証明する必要があります。
取得するためには、それぞれの所轄の保健所に申請が必要で、施設が基準を満たしているかの検査を受けなければなりません。管轄の保健所で事前に相談し、申請・手続きの詳細や申請書類の様式を聞いておいてください。
必要に応じて防火・深夜営業の届出も
店舗の規模(収容人数30名以上や延床面積300平米以上)によって、防火管理者の資格も必要となる場合があります。これらは、講習を受講することで取得できます。
また、午前0時以降の深夜にお酒をメインに提供する場合には、「深夜における酒類提供飲食店営業開始届出」を営業開始の10日前までに管轄警察署へ提出することも知っておくといいでしょう。
お好み焼き屋を開業するために必要な費用と設備とは?
お好み焼きやを開業するために必要な資金と設備は次のようになります。
初期費用の目安は100万〜500万円程度
営業スタイルによって初期費用は異なり、初期費用の目安は100万~500万円程度必要です。店の立地や大きさ、提供するメニューによって変わりますので検討してください。
店舗で食事ができるスタイルなどの場合は、物件取得費用、内外装工事費用、厨房設備購入費用などがかかり、500万円は用意しておく必要があります。立地によっては、都心部では物件取得費用が高く高額となります。
必要な厨房設備一覧(鉄板・換気・冷蔵庫など)
お好み焼き屋に必要な設備を一覧にすると次のようなものとなりますので、参考にしてください。
- 鉄板
- 換気設備(煙やにおいを排気する設備)
- 厨房機器(ガス台、シンク、調理台など)
- 調理道具(焼そばを使う場合は茹で麺機なども)
- 冷蔵庫・製氷機
材料費は仕入れ先次第で大きく変わる
材料費も検討しておく必要がありますが、材料費は仕入れ先次第で大きく変わります。業務用仕入れ先をしっかり確保することが大切です。お好み焼き屋の仕入れ先として実績のある弊社などを活用することで、原価率も下げることができるためおすすめです。
お好み焼き関連商品として欠かせない青のり、かつお節、けずり粉、天かす、紅しょうが、干しえび、粉ものなどを一式揃えることができ、仕入れ価格も安定していいでしょう。
お好み焼き屋の原価率は、15%程度と言われていますので、なるべく原価を抑えられるように仕入れ先を確保しておく必要があります。
まとめ
お好み焼き屋の開業に必要な資格や費用、業務用仕入れ先について紹介しました。資格や費用の面を検討するだけでなく、仕入れ先もしっかり確保しておくことが大切です。
お好み焼き屋として他と差別化を図るためにも、業務用仕入れ先を選び、関連商品をまとめて仕入れることもおすすめします。