たこ焼き屋を開業するための基本ステップとは?
たこ焼き屋を開業したいと思った場合に、準備や開業の流れ、必要なものについて紹介します。これらの基本ステップを知っておくことで開業への道も進めやすくなっておすすめです。
コンセプト設計と出店スタイルの選定
まず、たこ焼き屋を開業するためにはコンセプトを決めることが大切です。どんなたこ焼き屋にするのか、次のような内容から決めてください。
- どんな場所でどんなターゲットを狙うのか
- ターゲットの設定(OL、ビジネスマン、主婦、学生、ファミリー、年代まで設定)
- 店舗で行うのか
- 屋台やキッチンカーなどで行うのか
- テイクアウトの仕方について(食べ歩きもできるようにするのかなど)
- チェーン店に加入するかどうか
- 価格帯を設定
- 店の雰囲気を設定
立地選びと収支計画の立て方
立地を選ぶ際には、様々なことを考えて選ぶことが大事です。
- 立地選びをする際には、沿線、最寄駅からの距離、最寄り駅の乗客数など人通りを考える必要があります。平日や休日でチェックし、どんなターゲットが多いのかも見てください。
- 建物が目立っているかや建物の雰囲気なども確認します。
- 坪数、席数、店舗間口もチェックが必要です。
そして、収支計画も最初に立てておくことが大切です。
提供する価格帯を決め、立地やターゲットを考えて営業時間を設定し、定休日を決めて1ヶ月の売上予想をして収支計画を立てます。
試作と仕入れ先の確保
また、開業までにたこ焼きの試作を重ねることが大事です。他店のたこ焼きを食べてどんなたこ焼きが人気なのかを知り、オリジナリティを出すことも必要です。
また、たこ焼き屋を開業するにあたっては、たこ焼き粉、だし、たこ、天かす、干しエビ、キャベツ、青のり、あおさ、紅ショウガ、ソース、マヨネーズ、鰹節、提供する容器などが必要です。安定した仕入れ先を確保してください。
たこ焼き屋の開業に必要な資格と手続き
たこ焼き屋の開業に必要な資格と手続きについて次に紹介します。
飲食店営業許可の取得方法
飲食店営業許可をまず取得する必要があり、次のような流れとなっています。
- 保健所にまず事前相談を行います。着工前に店の設計図を持って相談し、基準に合致しているか確認してもらいます。
- 次に、営業許可申請を施設完成予定日の約10日前までに申請をします。
- その後、保健所が実際に施設を見る確認検査を行います。
- 営業許可書の交付がなされると営業が可能です。
食品衛生責任者の講習を受ける
食品衛生責任者の資格は、店舗ごとに1人取得する必要があります。資格を取るには各都道府県の食品衛生協会が開催している講習6時間の講習を受けてください。
調理師や栄養士の資格を持っている場合には受講が免除されます。
屋台・キッチンカー営業の場合の注意点
屋台・キッチンカーでの営業をする場合も、同じように食品衛生責任者資格と飲食店営業許可が必要ですので、注意してください。これらの資格や許可がないと営業できません。
たこ焼き屋開業に必要な機材・備品・材料リスト
たこ焼き屋開業に必要な機材や備品、材料についても紹介します。
たこ焼き機・ガスボンベ・保温設備などの備品
たこ焼き機(ガスまたは電気式)、ガスの場合はボンベが必要で、保温設備などの備品も準備します。
看板やのぼりなども必要です。
他にも備品として、
生地を入れておく容器、ひしゃく、泡立て器、計量カップ、粉落とし(生地をたこ焼き器に流し込む器具)、油引き、ピックなどが調理のために必要です。
たこ焼きを提供するパックなどの容器やつまようじ、ナプキンなども準備します。
開業に必要な食材とその選び方のポイント
開業に必要な食材は、主な材料となるたこや小麦粉、だしなどが特に大事なため、安定した仕入れ先を確保する必要があります。価格変動の影響をあまり受けないように、定期的な仕入れ先を確保しておくことが大切です。
また、たこ焼きを入れる容器(パックなど)も、パッケージ専門店から卸などで買うことがおすすめです。業務用の仕入れ先をしっかり確保してください。
業務用たこ焼き材料はヤマヒデ食品におまかせ
業務用たこ焼き材料は、安定して仕入れられる関西で歴史のある「ヤマヒデ食品」におまかせください。
創業1953年で、出汁や大阪を始めとしたお好み焼きやたこ焼などの材料の卸を長い間行っているため安定した仕入れが可能です。
たこ焼き用カットたこも幅広い種類と規格サイズを扱っていてさらに安定したたこの供給ができます。
開業後に成功するたこ焼き屋の運営ポイントとは?
また、たこ焼き屋開業後に成功するためのポイントについても次に紹介します。
安定した味を提供するための仕込みとオペレーション
たこ焼き屋は、多くのたこ焼きを作って売るため、常に安定した味の提供が大事です。そのための仕込みとオペレーションをしっかりしておいてください。
また、単価が安いために、回転率を上げることも成功のための大事なポイントです。
メニューの工夫と差別化戦略
メニューの工夫をし、様々な種類のたこ焼きを開発することも差別化に繋がります。他にはないたこ焼きなどを開発することがおすすめです。
SNSやイベント出店による販促
認知度を上げるために、SNSを多く投稿して、ビジュアルでも差別化してみるのもいい方法です。また、イベント出店で認知度を高め、話題を作ることもポイントです。
インスタ
インスタでは、たこ焼きの画像や作っている所、食べている所のリアル感のあるリール動画などを投稿してみるといいでしょう。
tiktok
tiktokは若い層に人気です。音楽に合わせたtiktokで、作っている場面や美味しそうに食べている所やたこ焼きを作っている人などを紹介して話題性を作るのに向いています。
まとめ
たこ焼き屋を開業するための流れや必要なものを紹介しました。
開業の流れや必要なものをしっかり理解して始めてみるといいでしょう。
たこ焼き屋を成功させるためには仕入れ先などの安定が大切なので、専門的な材料調達先から選ぶことがとても大切です。