“粉もん”を尋ねて今日も行く!ぶらり食べ歩き 大阪・天満天神橋編 Part.2 【お好み焼 つる家】

仕事柄もあり、週に一度は[お好み焼き]を食べている私。

 

得意先のお店で食べることが多いのですが、たまには気になるお店にも行ってみたい!

そこで4月某日、知る人ぞ知るお好み焼き屋の激戦地区、大阪・天満天神橋で、お好み焼き屋3軒を梯子してみました。

前回の【焼きそば お好み焼き 鉄板 厳島 天満天神橋本店】に続いて訪問したのは、【お好み焼 つる家】です。

 

JR大阪環状線の天満駅から東通りをひたすら真っすぐ北に3分ほど歩き、3筋目?の細い路地を左に曲がれば到着です。

 

外観は暖簾がなければレトロな喫茶店。

ショーケースのなかは……もちろん[お好み焼き]が鎮座しています。

そういえば、最近の新しいお店は入口横のショーケースがなくなりましたね。

このショーケースを見るだけで歴史を感じてしまいます。

それもそのはず、【お好み焼 つる家】の創業は昭和34年。

えっと~。今年は2022年なので創業63年!!

“レトロ風”ではなく歴史そのものでした!

 

で、店内に入ると……。もちろん、喫茶店。ではなく鉄板を備えたテーブルがズラリと並んだお好み焼き屋です。

カウンター席の横には大きな鉄板があり、焼きそばなどはそこで焼くようです。

時間的にはまだ18時頃でしたが、お食事中のお客さんで席は半分ほど埋まっていました。

よくよく見ると、全員が男性おひとりさま!?

地元のお客さんが普通に晩御飯を食べにフッと立ち寄る――。そんなお店なんでしょうね。

(さすがに写真は撮れませんでした💦)

 

元気な“お姉さん”たちに案内されて席に着くと……。

鉄板にも歴史が!! 

しっかりと使い込まれていながらも、丁寧に扱われているからでしょう。

黒光りしてます。

ではでは、早速、メニューを拝見。

   【特製つる家モダン】が目立っていますね~。

「焼きそばをお好み焼き風に仕上げたものです」と書かれています。

モダン焼きって、焼きそばの麺を生地ではさんで作るものじゃなかったっけ?

どんなのが出てくるんだろう~。

興味はありますが、1軒目の『とん平』と『厳島焼』が「おれたちはここでしばらくゆっくりするからな!」と言わんばかりに胃の中で存在感を出しています。

あと1軒は梯子したいしなぁ。

焼きそばが入った『特製つる家モダン』……。無理かな💦

今回は『すじ・こんにゃく お好み焼』で決定です。

「え?ふたりで1枚?」という“お姉さん”の視線を感じはしましたが、ここで男の意地を見せても仕方ないですからね。

しばらくすると、運ばれてきたのが『牛すじコンの煮込み』??

あっ、下にキャベツがあるので[お好み焼き]のタネが入った容器ですね。

美味しそうな牛すじ煮込みがゴロゴロ入っています。

「このまま食べられそう!」と同行者が言うと、「そのまま食べても美味しいですよ」と“お姉さん”。

思わず手が出そうになりましたが、ここはジッと我慢することに。

1軒目の【焼きそば お好み焼き 鉄板 厳島 天満天神橋本店】は焼いてから運ばれてくるスタイルだったので、目の前で焼いてもらうとライブ感が増しますね。

“お姉さん”がひっくり返すと、時間を図っているのか?と思うほどいい焼き加減。

そして、もう一度ひっくり返したあと、「からしとマヨネーズを塗っていいですか?」と聞かれました。

もちろん、すべてお任せすることに。

まずは特製ソースを刷毛でたっぷりと。

続いてからし入りのマヨネーズをスプーンでサッと伸ばしていきます。

「からしって珍しいですよね~」というと、特製ソースが甘めなので引き締めるために入れているとか。

ただ、辛いのが苦手な方もおられるので、必ず先に入れても良いかは聞くそうです。

仕上げにかつお節をバサッ!

完成です。

鉄板にこぼれたソースが焼ける香りってどうしてこんなに食欲をそそるのでしょう。

このときばかりは胃の中の『とん平』と『厳島焼』がいることを忘れそうになりました。

早速カットしてみると……。

どちらかと言えば厚みがしっかりとした[お好み焼き]ですね。

あ~。想像した通り、牛すじ煮込みが良い仕事してます。

牛すじ、コッソリとつまみ食いしなくて良かった!!

ダシの風味と特製ソース、マヨネーズ、からしが[お好み焼き]の味を引き立たせているなぁ。

まさに“大阪お好み焼き”の王道ともいえる味です。

キャベツの歯ごたえ、牛すじの柔らかさ、そして、カリっと焼かれたコンニャクの異なる食感も最高です。

あんなにおなかが一杯だったのに、その美味しさから同行者とふたり、ペロリと食べてしまいました。

さて、このあとにもう1軒行くことができたのか……続きを乞うご期待!!

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